食べだすと、止まらない!そんなことありませんか?そして、太りだすと止まらない。太ると温度調節ができなくて、真冬でもTシャツということあると思います。
世界の成人肥満率
私たちの身体には、栄養摂りすぎても調節してくれる仕組みがあります。例えば、脂肪細胞で脂肪を燃焼させるとか、褐色脂肪細胞のお陰で乳幼児は保温維持している、とか。寒い時は、燃焼して体温維持してくれるし、暑い時は、冷えるように汗をかく。そのバランスはとても大事なのです。そして、そのバランスが肥満によってブレてしまうことも事実なんです。現実社会、肥満者が増えていることも世界的事実。成人の肥満率は世界統計格付けセンターによると、1位ナウル2位クック諸島3位トンガなど、成人の肥満率が50%以上なんです。この成人肥満率ランキングでは189か国中、日本は、166位で成人肥満率、4.5%です。明らかに低いですね。【情報源と計算式】成人の肥満率:2008年 世界保健機関(WHO)によるデータです。
太りだすと止まらないのはなぜ?
東北大のドクター様方が栄養過多の肥満を引き起こす仕組みを解明した、とあったのですが、私はマウス実験反対です。ですが、この実験では、マウスに高脂肪食を与えると肝臓にタンパク質グリコキナーゼがたくさんつくれらたよ、って話でした。実は、グリコキナーゼって、脂肪燃焼を抑える働きがありまして。その上、脂肪を燃焼させるための神経細胞の数が少なくなってしまう、と。ということは、脂肪細胞燃焼して!という信号は伝わらないから、脂肪が蓄積されてしまう、ということなのです。セル メタボリズム 2012年12月5日号とNewtonに記載がありました。だから、痩せるのは大変だけど、太るのは簡単って神経細胞数にもかかわることだったんだって、思いました。褐色脂肪細胞に燃焼して!というシグナルを送ることが難しくなるから、体温調節が難しくなるのですね。そして、脂肪が蓄積されやすくなる=太りだす止まらない訳です。
まとめ
脂質グリコキナーゼ、めッ!って言いたいけれど、それは、餓鬼の時に蓄積しておく機能のために必要なことでもあるのですね。あのグリコとも仲良しです。美味しいグリコは、一時的に、体内エネルギーを保存してくれるの。糖質と仲良し。運動する時とか、ハイパフォーマンスにかかせないのです。肝臓とか腎臓で貯蔵してくれるのですが、例えば、血糖値をキープするためにとても大事な肝臓グリコなので、空にしないように気を付けましょう。蓄えるだけでなく、褐色脂肪組織を動かして体温調節できる身体に導きましょう。