ダイエットを開始したのは二年前の、三十二歳のときです。自分が今までにないくらい太ってきてしまい、女性としてこのまま人生を終えていいのか、と思ったのがきっかけでした。仕事も事務の座り仕事で動かないせいもあったのですが、三十歳になり代謝も落ちてきて更に太っていたのです。(30代 会社員 女性)
ダイエットで運動に飽きたら次は、ダイエット食品頼り。
今まで生きてきてダイエットをしてきたことがありませんでした。そのときビリーズブートキャンプが会社では流行っていたのですが、私もさせてもらいました。意外と簡単で、これでは自分が痩せることができないのではないか、と思い違うダイエットにしようと思ったのです。
多分あのままビリーズブートを続けていれば痩せていたのかもしれませんが、今その話をしても遅いですね。自分を甘やかせることが大好きな私ですので、ダイエットも自分を甘やかせたいと思っていました。
ムリをしないで楽に痩せたい、しかも食べ物を食べつつ、というアホな考えです。ちょうどそのときから、ダイエット食品というのが流行りだしてきており、色んなドラッグストアで購入できるようになってきていました。
私もドラッグストアでダイエット食品を購入してみたのです。クッキーや小腹が空いたらこれを、というような宣伝文句のあるようなものを購入しました。
それを自宅に持って帰り、自分の小腹が空いたときに食べてみたり、コンビニやスーパーで見かけると購入するようになったのです。
ふと気づくと、会社の机の中はダイエット食品でいっぱいになり、自宅のお菓子ストックの棚もダイエット食品だらけになっていたのです。
しかし、これでダイエットがはかどると私は思いました。
ダイエット食をいっぱい楽しむと痩せる?
それまではきちんと三食食べていました。野菜を中心にしてみたりチーズやヨーグルトなども食べていました。
しかしダイエット食品を購入してからは、それを食べるようになってしまい食生活が変わったのです。野菜を食べなくなり、ダイエット食品ばかり、自分の身体というか脳が野菜を食べたい肉を食べたいと訴えるようになりました。
しかし、家にあるのはダイエット食品ばかりで野菜はありません。食べたいものを食べることができない、このせいでイライラしてしまいダイエット食品で腹を満たすようになったのです。
結果、野菜を食べることよりも高カロリー摂取するようになってしまいましたし、小腹が空いたときと書いてあるものをさして小腹が空いていなくて無意識に食べるようになってしまったのです。
ダイエット食品では満たされない
自分のなかで、後悔や懺悔の念が強くなり、しかし家に今あるものを食べなければ、という強迫観念に襲われて毎日を憂鬱に過ごしました。
ダイエットに成功するどころか半年で3キロも増量し、体脂肪も増え肌も荒れてしまう結果となりました。自宅に食品を買い込むこと、ダイエット食品だから、いっぱい食べても痩せられる!と安心してしまうなんて。
短絡的な自分の思考の浅はかさを学びました。浅はかな自分の思考ときちんと分かれないとダイエットはできないのだ、と身に沁みました。