ちょうど35を超えた辺りからお腹周りのだらしない弛みが気になり始め、体重も明らかに増加傾向となりました。始めのうちは加齢による基礎代謝のダウンが主な原因だろうとそれ程深刻に受け止めて来なかったのですが、2年前の健康診断でいわゆるメタボ予備群との結果が出てしまい、その後一念発起で本格的なダイエットに挑戦し始めたのでした。(30代 会社員 男性)
ダイエットでプロポーションよくなりたい。成人病予防にも効果的。
将来予想される成人病に対する予防もありましたが、次第にプロポーションに対するコンプレックスも持ち始め、腹筋を割るまでいかなくとももっとスッキリ痩せたお腹にしたいという欲求が出てきたのも確かでした。
ただスタートこそ意気揚々と始めたもののその後は思う様に長続きせず、結局2ヶ月ちょっとでギブアップしまう事になりました。
根本的に運動嫌いの性格を自覚していながらも、きつい筋力トレメニューを自らに課してしまった事、あるいはそれらに対してなら十分な時間を割いてあげなければ効果的で無いにも関わらず焦って突っ込み過ぎてしまい、心身の苦痛が先に出て来てダウン、結局ダイエット効果が殆ど得られなかったのです。
ダイエットに知識が必要。
当時は、ダイエットに対する知識やノウハウが無く、漠然と筋トレをしていれば解決する筈と甘く考えていたものでした。今から考えるとあまり効率的で無いと思われる無酸素運動の筋トレばかり取り入れ、程なく嫌になって放棄してしまうという最悪の展開だったのです。もっと早く筋トレを中止し、空いた時間でもじっくり取り組める有酸素運動主体のメニューに切り替えるべきでした。
また筋トレではしっかりインターバルを作り、傷付いた筋繊維を回復させてあげる必要があるのですが、その空いた時間に何もしないのを物足りなく感じ、十分回復しないうちに次のトレーニング日が来る様なタイトスケジュールにしてしまったのが大きな失敗でした。精神的に辛いのもそうですが、回復しないうちに次のトレーニングを始めればすぐに嫌な筋肉痛が出てきてしまいます。そのうち筋トレ自体が苦痛と感じる様になってしまったのです。
その後しばらく運動自体が嫌になってしまったのですが、ダイエット自体は続けなければならないという危機感は残っており、食事制限といった運動以外の工夫は最低限続け、それ以上の体重増加はありませんでした。
激しい運動したら、ダイエットになるわけではない。
肝心な運動に関しては無酸素系の辛い筋トレ系は一切取り止め、周囲のアドバイス通り日々のロードワークや週末のプール歩行の積み重ねにより汗をかいて少しづつ絞っていき、現在では体重にしておよそ7キロ程度は落とす事が出来ました。始めからこれらの運動にしておけば良かったと反省しています。