太っていた時に気づいたのですが、どうやら僕は背骨が曲がっていたようです。太り始めたころに急激にお腹が出始め、そのままぼてっとしたお腹のままだったので太るっているのはこういうことなんだろうと思っていましたが、母に尻が少し上がりすぎじゃないかと指摘されて自分は過剰に腹を突き出しているんだということを知りました。母は太極拳をしていて姿勢をよく先生に注意されていたためにそのことに気づいたそうです。(30代 大学生 男)
太ると姿勢も悪くなる
人間の背骨というのは横から見ると非常に緩やかなS字をしています。ですが僕の場合、尻が少しばかり上を向いているためそのS字が緩やかさを失っているようなんです。そのため尻が上がり、お腹は突き出し、背中は少し曲がっていて猫背になっていたのでした。
試しに意識して尻を下に向けると、あれだけ突き出していいたお腹が少し引っ込みました。太っていたのでその差はありありとみて取れました。これだと大して太っていなくてもお腹が出ているように見えるなと思い、姿勢を改善することを決めました。
太っているように見せないためにも
方法はとてもシンプルです。立っているときに意識的に尻を下げる。ただこれだけです。ですがこれがなかなか難しいんです。やっていると腰のあたりが痛くなってきて長く続かないのです。ですので毎日少しずつ体を慣らしていくようにしました。
一週間ほどたった時に母に姿勢を見てもらいました。自然にしているときと、姿勢を正そうとしているときの両方をです。母の答えは、自然にしているときは尻が上を向いている、姿勢を正そうとしているときは尻が下を向きすぎて不自然に見える、でした。
どうやら過剰に意識していたためにやりすぎてしまっていたようです。どのくらい尻を下げればいいのかを知るために、鏡の前で母に姿勢を直してもらいました。すると、いつもより気持ちだけ下に下げればいいんだということがわかりました。それからは姿勢を正していてもそれほどつらくなくなりました。
きっとこれが自然な姿勢だからでしょう。でも、意識しないとまた元に戻ってしまうため立っているときは常に意識するように気を付けました。
痩せるし魚の目も治る近道、姿勢改善
そんなことを続けているうちに姿勢はだいぶ改善されたようです。まだたまに尻が上がっていることがありますが、以前に比べれば少なくなりました。それに姿勢が改善されたおかげか以前は頻繁になっていた魚の目にならなくなりました。魚の目は体重が足の裏の一点に集中するからなるらしいですから、姿勢が改善されて体重が分散されるようになったんでしょう。とにかく、悩み事が一つなくなって助かりました。姿勢ってとても大事なものなんだなと考えさせられる出来事でした。