ボクシングをやっています。そして皆さんがこれを聞いてパッと想像するのは‘‘減量”だと思います。僕も試合に向けて7、8kgの減量ダイエットを1ヶ月のスパンで落としました。過去に5試合程度やっているので自ずと減量ダイエットも5回やった事になります。(18代 高校生 男性)
漫画に出ているようなボクシングダイエットは有効?
漫画に出て来るようなヤカンを沸かした蒸し暑い中で練習をしたり、水を過剰に我慢したりと言うのは間違っているようで間違っていません。我々がやっている減量の最終段階はそうなってしまう事がありますが、そんなのは1日か2日程度の話しです。最初は皆さんと同じダイエットを僕も行いました。まずは食事量を減らしながら有酸素運動を多くしていき練習量を増やしていきます。
有酸素運動のメニューはランニングや縄跳びで、毎日1時間以上は必ず行います。そして練習内容も試合に近い内容をする為、練習量と強度が上がっていき体重が落ちて来ます。
ダイエットには食事制限も大事。
食事は炭水化物と身体に悪い物、例えばジャンクフードや外食を減らす事でカロリーが抑えられるので脂肪が落ちていきます。その中でもタンパク質はいつも以上に摂取する事を心掛け、炭水化物の中でも脂肪になりにくくトレーニングのエネルギーになりやすい物、和菓子やフルーツなどは積極的に摂取するようにしています。
そして、体重を落とす時は栄養バランスが悪くなってしまうのは当たり前。その上、ハードな練習で免疫力も低下するのでサプリメントも必需品になって来ます。
急激なダイエットには栄養バランスが大事。どう補充する?
僕が使っているサプリメントはプロテイン、BCAA、LIPO6(脂肪燃焼サプリ)、グルタミンです。
プロテインはタンパク質を多く摂取する事が出来、BCAAは練習前に飲む事によりパフォーマンスが上がりやすくなりLIPO6はカフェインやアルギニンなども入っているので疲れた身体でも動けるようになりグルタミンは疲労回復を手伝ってくれます。
ダイエット中は摂取カロリーが低くなり筋肉量も低下してしまうので積極的に速筋を鍛えるウェイトトレーニングもするようにしています。ウェイトトレーニングをやりながら体重を落とすと身体が引き締まった綺麗な身体になります。
ダイエットで運動して減らないことも。
1週間に1回チートデイと言って停滞期を起こらないようにする為に炭水化物を中心とした暴食日を作ります。チートデイを行う事により心身のリラックスにも繋がるし停滞期が起こりにくくなるのでスムーズに体重が落ちていきます。
チートデイで吐くまで食べ過ぎてしまいお腹を壊し翌日の練習でも動きが悪くなってしまった失敗があります。その時に学んだ教訓を活かして今ではチートデイの日でも‘‘腹8分”を意識した食事量にしています。