そのどれもがわずか1、2日で失敗しています。その失敗の共通の原因とは「大きな目標を立てていた」ことです。ダイエットを意識し始めたきっかけがあります。はっきりとした年齢のことは覚えていませんが、小学生のときのことでした。親戚の家にお邪魔したときのことです。その親戚の家には、体脂肪率を測れる体重計がありました。いまでこそ体脂肪率を測れる体重計が当たり前になっていますが、当時のぼくにとってはとてもめずらしいものでした。(20代 無職 男性)
ダイエットで体脂肪率で左右される
ぼくには2つ上の兄がいます。兄もテンションが上がっていたようで、体重計に乗り、体脂肪率を測っていました。そのときの体脂肪率は13~14%だったと記憶しています。兄が体脂肪率を測るのを見て、ぼくも使わせてもらいました。すると、体脂肪率は18%でした。その数字を見た親や親せきは笑いました。「まあ、まだ子どもやしこれからやろ。あっはっは。」というように。これがぼくには辛かった。
このときから他人の目を気にし始めて、今では人と話すのが怖く、ニートになりました。22歳になった今でも、笑われたことは強く記憶に残っています。人生でダイエットを意識し始めたのはこれが初めてのきっかけです。
ダイエットしてモテたい。
このころから特に性のことを気にし始めました。かっこつけて書きましたが、要は、モテたくて仕方がなかったのです。そこで、モテるためにダイエットをしようと考えます。
ぼくはバスケ部に所属していたので、体力アップとダイエットを兼ねて、「毎朝登校前に1時間のランニングをしよう」と試みました。しかし、毎朝1時間早く起きるのは辛いし、1時間走るのも辛く、3日も持たないうちにやめてしまいました。そして同じような失敗を何度も繰り返していたのです。「毎日100回の腹筋」「朝食を抜く」「お菓子をまったく食べないようにする」などです。ぼくがダイエットを失敗し続けた理由はただ一つ、「大きな目標を立てすぎていた」こと。いつもより10分早く起きるだけでも辛いのに、毎朝1時間早く起きようとしていたのです。
体脂肪率をしっかり意識して、続けることができることが大事。
これらの経験から学びました。ダイエットを成功させるには、「大きな目標を立てないこと」が重要だと。何度もダイエットを失敗してる人は、無茶な目標を立てているケースが多いと思います。「毎日腹筋100回」という目標を1,2日で挫折しているのに、今度は「毎日1時間走るぞ!」という目標を立ててしまっている。「毎日腹筋100回」に失敗したのなら、「毎日腹筋50回」にするべきなのです。失敗するたびに目標は小さくすることが、かえって成功への近道だと思います。
ぼくはいまでは腹筋がうっすらと見えるほどになっています。小学生のときの体脂肪率は18%、いまの体脂肪率は13~14%です。体脂肪率を減らせた要因は、大きな目標を立てるのではなく、小さな目標を立てたから。今までの失敗を踏まえて、体脂肪率18%→13%にするために最初に行ったことは、「毎日スクワット1回」です。続けられることが大事なのです。